ペカンペ(ヒシの実)採取
- Miyo
- 2019年9月17日
- 読了時間: 2分
9月14日(土)、当別自然再生地区において「ヒシを食べてみよう!① ヒシ採取」を開催しました。
当初は8月31日の予定でしたが、今年はヒシの生育が遅かったようで、2週間延期しての実施となりました。
少し風は吹いていましたが、晴天の下、小学生から大人まで計8名でヒシを採取しました。

ヒシは、池や沼の水面に葉を浮かべる、浮葉植物の一種です。
夏から秋にかけて白い小さな花が水面に咲き、やがて葉の裏(水中)に果実がなります。
アイヌ語ではこのヒシの実を「ペカンペ」と呼び、
デンプンが多く含まれているため、湖畔のコタンの人々にとっては重要な食糧だったそうです。


当別川と石狩川が合流するあたりでは自然再生事業が行われており、池沼がいくつも造成されています。
今回は当別川右岸の池でヒシを採取しました。

大人は胴付き長靴(胴長)を履いて池の中に入り、ヒシの葉を裏返して実を採り、水面に浮かべたバットに入れていきます。
池底の泥に足を取られ、歩くのが大変でしたね。
胴長がない子どもたちには、大人がヒシを葉ごと陸に上げて、実を採ってもらいました。
後半は長靴のまま池に入ってヒシの実を採っていた子どももいて、とても楽しかったようです。

1時間ほどで、約1,300個のヒシの実を採取することができました。
もうプロ並みですね笑
昨年よりもサイズが大きく、採るときに少し触っただけでぽろりと落ちるくらいによく熟していました。
あと1週間遅いと既に実が落ちてしまい、こんなには採れなかったかもしれないので良かったです!

今回採取した実は殻のまま冷凍保存し、今年の12月に平取町二風谷出身のアイヌの方を講師としてお招きし、
アイヌ文化に伝わる方法でヒシの実を食べてみようと思います。
このワークショップについては、詳細が決まり次第、しめっちネットのHP・Facebook・Instagramなどでお知らせされます。
ヒシの実は茹でると栗のような味がして、とても美味しいです!
興味のある方はぜひご参加ください。
今回ヒシ採取に参加してくださった皆様、8月末にヒシの生育状況を教えてくださった方、
本当にありがとうございました!


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